GWは2泊3日で旅行に行った。
目的は被災地でのボランティア。
とはいっても半日くらいしかやっていないので、ほとんどは観光であった。
ただし、被災地を実際に訪問してみて、いろんなことを感じたので、ここに記しておく。
(つれづれなるままに書いてますので、頭のわるい文章になってます。)
《初日ー5月3日》
仙台まで新幹線。
宿はビジネスホテル。
めっちゃ雨が降ってた。
折りたたみ傘ではよく濡れた。
東北については、大学生の時にヒッチハイクで福島(郡山、喜多方、会津若松)、宮城(仙台)、青森(青森市)を巡ったことがある。
それ以来の東北。
仙台についても今回で2回目。
「そういや、前きたときは仙台駅前のブックオフで司馬遼太郎の『梟の城』買ったなー。」とか「牛たんって実はオーストラリア産らしいって聞いたなー」とか「漫喫に泊まったなー」とか思い出した。
閑話休題。
仙台についてすぐに「清水さん」と合流。
清水さんは同じ会社の人で、今は仙台派遣中の御方だ。
後にも出てくるが、津波で被災した宮城県山元町というところで一年来熱心にボランティア活動をしている。
知り合いづてにそういうことを聞いていたので今回コーディネーターをお願いした次第である。
今回の旅行は全て清水さんの車で移動した。
実は僕と会うのは今回で2度目である。
「とても面倒見がよいあんちゃん」というのが第一印象。
第二印象というものがあれば、それも同じく「とても面倒見がよいあんちゃん」であった。
さて、最初に車で「せんだいメディアテーク」に行った。
ずっと行きたかった「せんだいメディアテーク」。
念願かなったわけである。
ただ、「ずっと」期間が長すぎてそもそもなぜ来たかったのかを忘れてしまった。
伊東豊雄設計くらいしか確かなことは覚えていない。
しかも伊東豊雄さんも誰だったか記憶が曖昧である。
たしかモギケン時代のNHK「プロフェッショナル」で観た気がする。
いや、グッドデザイン賞もとってたな。
アートマネジメント系の本で観た気もする。
そんなことを思いながら館内を巡っていたらとある本が目にとまった。
「震災時のトイレ対策のあり方〜」
震災関連特集の棚にあったこの本。
抜群に面白かった。
神戸の震災時のトイレのあり方を検証しただけかとおもいきや、最初の方にはトイレの歴史から書いてあった。
震災とトイレ。
確かにこれは身近でかつ大変な問題だ。
それをこの本においては真面目に検討していた。
また、読みたい。
そのあとは仙台市の沿岸部、荒浜へ。
多数の犠牲者が出た場所である。
夜は清水さんの山元町ボランティア仲間と飲み。
※ピントがあっていないのは持っていったデジカメ「RICOH GR DIGITALⅢ」に手ぶれ補正がないから(だと思う)
2次会まであって、よく飲んだ。(自分的には)
みなさん、本当によく飲む人だった。
中学生だったらみんな友達になってた。
楽しかった。
《2日目ー5月4日》
朝、7時半に清水さんがホテル前に車でお迎え。
なんと清水さん車中泊。
けろっとしてるところもスゴイ。
そして、この日は山元町へ。
仙台から高速などを利用しておよそ一時間といったところだろうか。
まずクボさん宅へ行く。
ここも津波の被害を受けたところで、クボさんが修理して使っているとのこと。
ちなみにこの「クボさん」がとんでもなく面白い人であった。
何気ない日常の発言もだけど、経歴とかも。
その面白さについては僕の筆力では表現しきれない。
いつかクボさん自身に自伝を書いてもらうことにしよう。
簡単に説明しておくと、クボさんは山元町出身ではなく他地域から来たボランティアの一人である。
ただ、連休明けには住民票をうつし、山元町民になるとのことだから面白い。
腰を据えてしまうわけである。
この日の夜の飲み会で聞いたところによれば、クボさんは世界各地に住んでいたたこともあるとのこと。
穏やかな人なんだけれども、やっていることはバイタリティにあふれている。
誰にでも愛されるところも加味すると、しっかりしている山下清みたいなとこか。
さてさて、肝心のボランティアである。
津波で流されたゴミが地中に埋まっている。
それをほじり出して分別するというのが作業内容であった。
ボランティアが30人位集まっていた。
半分くらいは伐採した竹の枝落とし。
我々は上記のゴミ拾いである。
以前、ビニールハウスがあったところらしく、ビニールらしきゴミがたくさん出てきた。
他にはビンとかも。
例えば、畑にする場合も、耕運機は使えない。
ゴミが地中に埋まっていると、それがため耕運機の歯がやられてしまうからだ。
だから、地道にほじり出して拾っていくしかないようである。
9時くらいから始めたボランティア作業は14時くらいで切り上げて、そのあとは沿岸部を見に行った。
上記の写真は小学校の体育館の中。
生々しく残っていた。
(つづく)
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