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2013年5月4日土曜日

十六歳のオリザの冒険をしるす本

平田オリザ
講談社


面白すぎる。
個人的には深夜特急より好き。
洞察力がすごい。
あとがきによれば、書いたのは十八歳という。
天才すぎるぜ、平田オリザ先生。

14歳からの原発問題

雨宮処凛
河出書房

2013年5月3日金曜日

どう働く

坂本光司
青木仁志

あさ出版

世紀末の詩

野島伸司

「おまえがなぜ女にモテないか、もうひとつわかった」
(中略)
「それは、おまえが救いがたく心の卑しい人間だからだ。自分はチッポケな人間だと理解しながら、一方で自分より小さな人間を貪欲に探している。ワイドショー好きの主婦のようだ。

2013年5月2日木曜日

やさしさについて

とある友人が書いた小説を読んだ。
人間関係に不器用で、他人にやさしく振舞うことができない男の寓話的な話である。
やさしさについて考えた。


やさしさ、とは難しい。
例えば、ボランティア。
ボランティアはやさしいのだろうか。
ごみ拾いは地球にやさしいのだろうか。
そもそも地球にやさしいという言葉自体よくわからない。
自然は人間には厳しいが、人間は地球にやさしくなることができるのだろうか。

私も人にやさしくされるのはどちらかといえば苦手である。
わがまま放題言わせてもらえれば、少し気にかけてもらいたいが、基本的にはほっといてほしい。
やさしくされると、ありがたい反面その恩返しをしなければならない気がして負担になってしまうことも事実。
その煩わしさというのは正直ある。
特に純粋な気持ちのやさしさ、というのは余計に厄介だったりする。
何でこんなにやさしくしているのにあなたはわからないの、といわれている気もする。


昔書いた演劇のセリフに「愛の押し売りってしちゃいけねえんじゃねえの?」というものがある(ちなみにギャグ演劇)。
愛とは素晴らしいものだが(あの素晴らしい愛をもう一度を歌うももクロと南こうせつのコラボも素晴らしい)、それは思い込みでしかなかったりもする。
というか、すべてのことは実は自分の思い込みではないのか、という謙虚な姿勢こそが大切なのだと思う。
そして、その思い込みは自分にとっては大したことだけれども、実は他人にとっては取るに足らないものであるということをわきまえるべきだと思う。
Twitterのタイムラインをみながらについこんなことを思ってしまった。
こんな意見も思っているだけにしておけばいいのだ。
自戒をこめて。


雨の降る新潟の温泉宿にて。

お金が教えてくれること

家入一真
大和書房