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2010年12月6日月曜日

園原家の魔力

おととい、久しぶりに活劇の芝居を観に行って、その足で園原家@文京区に泊まりに行った。
私は我が物顔で無印良品のベットを占領し、早々と寝てしまった。
かといって早起きするでもなく、急かされるまで二度寝三度寝をする始末。
主人の園原氏は寝袋で寝ていたらしい。
私は寝ていたからよくわからない。
本当に気持ち良く寝た。


今回の住居は初めてだ。
園原氏の家に初めて行った時は大学二年。
その時は国領、その後、新富町、三軒茶屋と引っ越しをしている。
今回引っ越したのは騒音トラブルが原因らしい。
彼なりにストレスを溜めてしまったようだ。
頭がひな鳥みたいに薄くなっていた。

園原氏は実家が長野県なので、一人暮らしをしている。
喘息持ちのため、部屋は綺麗である。
ものはあまりなく、簡素な印象を受ける。
そこで異彩を放っているのが意外と数がある本である。
難しそうな本がたくさん置いてある。
しかし積ん読であることがみえみえなのが悲しい。
この点は、住居を変えても共通している。

初めて園原家に泊まりに行った大学二年の時、
あまりにも寝心地が良くて、二度寝三度寝四度寝をし、一日を潰してしまったことがある。
またある時期は、彼はチベット仏教にハマっており、寝る段になると、仏教音楽をかけていた。
私には信仰心はないが、幻想的な音楽とお経は、何か大きなものに優しく包まれたような気分にさせ、深い眠りへ落ちていった。

赤ん坊と大学生はよく眠る、とはモリミーこと森見登美彦の名言であるが、それを地で行く大学生活を送っていたのである(卒業してもその傾向は続くのだがそれはまた別の機会に)。

悪いやつほどよく眠る、という黒澤映画もあるが別に悪いやつでなくても眠るときは眠るのである。

そんな時代も遠くなりました。(と思いたい)
今年の4月から突然変異をしました。
毎朝、五時起きの規則正しい生活を送っています。
最近では太陽が出る前で、薄暗い中を出勤してます。

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