ここ数年来かつてないほどに暇をして、久しぶりに紅白歌合戦を見て過ごす年末。
ちなみに明日の夜からはLAに行くので、荷造りもしなければならないのだが、寒くてどうもやる気が起きない。
さて、紅白歌合戦。
何といっても注目はももクロ。
にわかファンで申し訳ないのだが、とにかく何か感動してしまった。
おめでとう、紅白出場。
その後も見続けて、
YUIが活動停止と知り「いい歌を歌うのに惜しいね」と思ったり、
久しぶりの綾香に「髪が短くなってる」とか思ったり、
かと思えば歌舞伎の亀治郎が名前が変わっていたり、
香川照之が中車として登場したりしてとにかく驚き、
きゃりーぱみゅぱみゅのこれぞ「ファッションモンスター」という衣装に拍手し、
AKBの人数の多さに兵馬俑を感じ、
その後のコロッケのよくわからないモノマネに唖然としたりした。
そして、何と言っても美輪明宏だ。
「ヨイトマケの唄」。
見事だった。
歌というか一人芝居だった。
風景が見えた。
最初はあれ、テレビ消えたかな、と思うように暗転。
しばらくしてスポットライトがあたる。
少年の表情、かあちゃんの表情、そして成長した姿。
一人の人間の人生が垣間見えた。
美輪さんは黄色いロン毛で、オーラの泉のイメージ等で今では私の中で「奇人」ワクになっているが、
昔は三島由紀夫とも交流のあった(←意味深です)文化人。
当時の写真を見ると美男子そのものである。
その美男子ぶりがなんとも危うく妖艶な魅力であるのだが、
その姿が今日蘇った気がした。
そう、今日は黒髪の短髪になっていた。
この「ヨイトマケの唄」、言葉の問題から公共の場で放送されるのにも議論があったそうな。
表の世界に出てこない歌。
それを含めてのこの紅白の舞台。
美輪さんの中でも今までの色んな思いがあったことだろう。
心が震えました。
年があけてしましました。
あけましておめでとうございます。
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