城繁幸
2008年3月31日月曜日
2008年3月28日金曜日
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2008年3月24日月曜日
2008年3月23日日曜日
合衆国再生−大いなる希望を抱い
結局政策がわからない。
小泉は郵政改革とかあったけど、核となるようなものがない。
本書を読んでも理想論が目立ち具体的な解決策が出てこない。
逆にその抽象的であることがシンボルとして機能しているということか。
2008年3月22日土曜日
2008年3月21日金曜日
2008年3月20日木曜日
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2008年3月18日火曜日
2008年3月17日月曜日
チェルフィッチュ「フリータイム」
わかるすごく。
俺もしゃべるときカラダが自然に動いてしまうのだ。
舞台における観客に状況を説明する必要性の演劇。
前衛なので演劇界の本流にはなれないと思うが、これからもこの分野を開拓していってほしい。
2008年3月16日日曜日
2008年3月15日土曜日
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2008年3月6日木曜日
2008年2月29日金曜日
空中庭園
機微を描くのがうまい
また六人の視点による多角的な現実認識の手法はさりげなく、時に残酷で興味深い
面白かったよー
(追記)
郊外のショッピングセンターが舞台だった。
ちょうど最近、あきる野市の近くにショッピングモールができたので行ってみた。
遠くを見渡せば山ばかり、土地が余ってだだっぴろいっていうだけの郊外。
車で走ってると、ドカンと目に飛び込んできたサティ。
でかでかと屹立する圧倒的なでかさ、
びびった。
スタバが、でかい本屋が、ツタヤが、そしてなんと映画館がこんな田舎に。
駐車場もでかすぎる。
小王国といったところ。
あきる野市役所よりもでかいぞ。
資本主義の怪物だ。
最近、私の実家の近くのコンビニがつぶれてしまいました。
昔からよく行った本屋もよくわからないリサイクルショップになっていました。
駅から実家までの道で通る商店街もさびれています。
私の街に過疎化が迫っているということでしょうか。
2008年2月28日木曜日
2008年2月27日水曜日
2008年2月25日月曜日
天璋院篤姫(上)
大河ドラマ原作。
歴史小説は司馬に読み慣れてしまったのでエライ読みづらかった。
特に主人公を中心に主観的に語られる文体に馴染めない。
そして篤姫そのものに魅力を感じない。
時代の既得権益を守ろうとする保守的で受動的な優等生であろうとする。
そんな制度に守られているやつなんて官僚と同じじゃないか。
2008年2月24日日曜日
2008年2月18日月曜日
国家の罠
久しぶりに知的好奇心を煽る本に出会った。
今更、宗男かよ、みたいな気持ちで最初は億劫さもあったが、それは読んでるうちに払拭。
ことの真相を述べていくスリリングな展開、それに対する透徹した分析、そして宗男事件を歴史に組み込むあたり、頭の回転のよさが抜群に漂っている。
著者自身の言葉を借りれば「地アタマがいい」という表現になる。
いかにいままで自分が雰囲気でものを判断、いや決め付けていたかを思い知らされる。
正しい情報を得ずに、週刊誌やワイドショーでの情報ごときに振り回されていた。
だからといってもちろんこの本に述べられていることが全て真実だとは思ってはならないが、どっちが正しいなんて所詮、後世の人間が決めることだ。
そのことを思い知らされる。
確かに歴史を紐解けば、このようなことだらけではないか。
もっと真剣に歴史を学ばなければ。
しかしながら、今までライブドアや村上ファンド事件などの特捜事件にひっかかるものがあったのだが、それがなんだか気づいた。
本の言葉を借りれば「時代にけじめをつけたのだ」
検察といえど、所詮は庶民目線。
大衆受けする解決方法を目指したにすぎない。
(追記)
ただ気になったこと。
作品中、北方領土返還がなぜ日本の国益かということに対して全く言及していない。
ビートたけしは「あんなもんくれてやれ」といっていたが、確かに北方領土が返ってきたところで経済水域が拡張するくらいで、なぜ筆者がそこまで固執したかが見えてこない。
結局、外交というゲームを楽しむためにやっていたのかとも思えてしまうことは確か。
2008年2月13日水曜日
2008年2月12日火曜日
2008年2月11日月曜日
2008年2月9日土曜日
鼠穴
この鼠穴こそ談志の真骨頂の気がする。
のっけからバンバン飛ばしていく。
月並みな表現ではあるがノッてる。
腹黒そうな狸おやじがはまりにはまってる。
腹を明かさないしたたかさ。
素直な弟。
何が正しいなんてことはいわない。
ただ描写し、解釈の余地を存分に残す奥深さ。
2008年2月8日金曜日
女性の品格
帯には240万部突破とある。
2006年の「国家の品格」に続き、2007年版「品格」本のベストセラー。
つっこむとこが多すぎて笑ってしまった。
その意味では面白かった。この本は難しい顔して読むべきものではないと思う。優等生が真面目に作文を書いたのを、「そうだねその通りお嬢さん、現実はそうはいかないけどね。でもその気持ちは大切にね。一生懸命書けました。まる」という程度のもの。
本当に品格がある人は品格うんぬんについて語らないと思う。
2008年2月6日水曜日
冬は眠い
三谷幸喜が大好きだというビリー・ワイルダーの映画を観るためだ。
「アパートの鍵貸します」「お熱いのがお好き」の二本立てだ。
両方とも昔観たはずだが、アパートの鍵のほうは内容を失念していた。
一番前の右側に陣取る。
前に青山真治特集を見に来て感動したことを思い出す。
映画が始まった。
寝てしまった。
両方とも冒頭と最後の「the end」だけ起きた。
途中マリリンモンローの声が聞こえてきた。
とてもセクシーだと思った。
2008年2月2日土曜日
2008年1月30日水曜日
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2008年1月20日日曜日
2008年1月19日土曜日
転々
三木聡監督。
脱力系コメディ。
ストーリーはあってないようなもの。
散歩を中心に展開する。
端役・エキストラたちが張り切りすぎていてやだった。
無駄なカットが多い。
ボケそうなとこでボケない、不発感。
やはりたけしの「みんな~やってるか!」はコメディの名作だと思った。
あれほどくだらなく際限なくボケまくってる映画は他にはない。
とはいえこの「転々」も別につまらなくはない。
いくつか面白いギャグがあったが忘れた。
いろいろつっこみどころが見えてストレス発散になった。
2008年1月18日金曜日
2008年1月17日木曜日
ばるばら(上下)完結
耽美主義の流行作家と魔女的な娘ばるぼらの話。
これは失敗作ではなかろうか。
伏線の処理がなされていなかったり展開が不自然。
テーマも拡散している。
70年代の作品だから手塚のスランプ期になるのか。
んなの作品を解説で褒めようとしている藤川某って野郎はクズ野郎だ
2008年1月14日月曜日
2008年1月9日水曜日
TAKESHIS’
わからん。
口うるさく束縛する岸本加代子の女性像ってのはようするに「母親」。
ちょっと頭なさそうで、キャピキャピ甘えてそばにいつもいる京野ことみの女性像は「恋人(愛人)」
ピエロの意味はなんだ、三輪明宏の意味は何だ、ラーメン屋の意味はなんだ。
結局夢ばっかりで最後は撃ち合いのシーンに回帰するってことは現実はアレだけだったのか。
うーん、わからない。
2008年1月8日火曜日
2008年1月2日水曜日
2008年1月1日火曜日
2007年12月31日月曜日
3-4x10 月
かなり暴力的。
しかしながら不謹慎にも笑ってしまった。
ここで笑ってしまう俺はやはり歪んでるのだろうか。
結局は主人公が、野球場の便所中で見ていた夢みたいな、夢オチならぬ糞オチ。
正直、ストーリーはあってないようなもの。
うっすらと感じたのは夢の中では日常での暴力性を徹底的にやってみるみたいなテーマなのかだと。
だから共感したのかな。
製作協力に山田洋行ライトビジョンってあったけど、防衛省の癒着企業とは関係あるのかな
卒論
俺が一番はまった映画だ。
あとはキタノブルー。
この映像美。
美しいものは飽きない。
だからこの映画を本当に数え切れないくらい観たし、サントラを聞いては奮起する。
いままでは壮大なテーマでやろうとして身動きができんかった。
立ち位置を決めてそこから掘り下げていく。
文章を書くときに大事なこと。
誰に向けて書くのか。
卒論なんて所詮は担当教授くらいしか見ないんだから、自分がどれだけ没頭するかが問題で、万人受けするように上手く書く必要なんてさらさらない。
要は書きやすいテーマでさっさと終わらせてしまおうということ。
妥協だ。
でもいいや。
2007年12月30日日曜日
ソナチネ
うん、ようやくこの映画が理解できてきた。
とはいっても、本で読んだ解説とかの通りに解釈しようとしているだけなのかもしれないけど。
予め頭の中で、この作品に漂う厭世観、死を象徴する海、その淵である砂浜でのヤクザ達の戯れという偏見かもしれない色眼鏡をかけてみればなるほど確かにそういう風に受け取れる。
そしてこの「ソナチネ」というタイトル。
よくわからんがピアノ曲で「小品」といったような意味。
派手で晴れ晴れしいアクションギャング映画のミクロバージョン、いってみれば個人としてのヤクザを丁寧に描いたのがこの作品なのではないだろうか。
たけし映画というものは見れば見るほど深さが出てくる、夏目漱石の作品のような存在だ。
2007年12月29日土曜日
2007年12月28日金曜日
ライムライト
爆笑の太田も大絶賛する映画だが、イマイチ好きになれない。
セリフがくさいと感じてしまうのと、舞台に立つチャップリン(カルヴェロ)の笑顔が不気味で嫌悪感を抱いてしまう。
うーん、なんかインチキくさく思っちゃうんだよな。
あと舞台袖で急に足が動かなくなったテリーを励ますシーンがあるが、あんな大声出しては客に聞こえてしまうと思う。
まあ芝居のウソで、どうでもいいことなのだろうが。
2007年12月27日木曜日
みんな〜やってるか!
気分的に凹んでるときに見たのだが、かなり笑った。向田邦子ではないが、浮気をされても腹は減る。
人間とは不思議なもんだ。
まさに脱力系で作りこんだコメディーの趣。
へたうまってやっちゃ。
主演ダンカンの雰囲気が岩藤さんに似てたぞ。
駄作って扱われ方を世間ではしているが、俺は胸を張って名作といいたい。
ベストギャグは「Oh my 親鸞!」
2007年12月26日水曜日
2007年12月25日火曜日
恋空
今年出版界を席巻したケータイ小説の映画版。
よりによってクリスマスなのでカップルだらけ。
どうせこの後セックスすんだろ。
泣きゃかわいいと思ってんだろ。
自己陶酔野郎の、ゲス野郎め。
けなしてやろうと意気込んで一人で乗り込んでる俺は孤立無援。
上等だ、この野郎。
てか何をしているのだろうか俺は。
結局、風潮に流されているだけなのではないか。
意外と飽きずに観てしまったが、あざとい(例えば、レイプ、若年での妊娠、流産、結婚、不治の病とかの使い方)。
セカチューの二番煎じというかああいう系統。
当然、多くの女の子は涙。
悔しいから劇団仙人で一回くらいこういうのやって客を泣かし心の底から馬鹿にしてやりたい
キッズリターン
確か今年の6月頃ハマってた。
サントラは今だによく聞く。
なんといってもラストがかっこいいんだ。
そしてキタノブルー。
結局挫折してしまうわけだけどそこに変な感傷とか哀愁ではなくて、次を見据えていく感じがとても好きだ。
ジムでサンドバッグ叩く音とか、殴る音とかか響いてかっこいいんだよな。
まぎれもない男の青春映画。
その男、凶暴につき
試行錯誤してます。
後々の北野映画の原型らしきものが垣間見える。
脚本が野沢尚なのだが、テレビドラマの脚本っぽくて(展開、キャラが類型的)、それを適度に壊しているのがキラリと光る。
しかしながら、まだ世界観を確立できておらず、どっちつかずの中途半端な出来になっているのではないか。
特典の劇場版予告を見たら「たけしさん、狂気ってなんですか?」っていうダサいナレーションが入ってて吹いてしまった。
夜は短し、恋せよ乙女
最近の作家の中で一番注目している。
今回は期待を膨らましすぎた。
黒髪の少女とその少女を恋する冴えない妄想大学生の二人をパラレルに描く。
なんとも劇画的なストーリ展開。
個人的には「太陽の塔」のほうが妄想が暴走していて良かった。
しかしながら、語彙の豊かさ、四字熟語を変幻自在に使いこなしつつすっとぼけた文体は健在。
この文体だけで森見は文学として成立すると思う。
本屋大賞2位、山本周五郎賞受賞していることもあり、真っ当なエンタメ小説で、一般ウケしそうな内容であった。
最後は絶対落としてくれるもんだと思っていたが(夢オチとか、全てをぶっ壊す形で)、裏切られた。
2007年12月18日火曜日
2007年12月16日日曜日
2007年12月14日金曜日
2007年12月13日木曜日
2007年12月12日水曜日
2007年12月11日火曜日
2007年12月7日金曜日
サッドヴァケーション
ユリイカが台なしだよ。
商業映画に傾いちゃった。
(追記)
青山真治はこの映画で女を描いたらしい。
うーん、それは感じなかった。
やはり、浅野忠信に焦点が当たっている。
結局、男を通した女像であって女性そのものを描いたとはいないだろう。
2007年12月6日木曜日
坂の上の雲(一)
再読。
明治の青年と心意気の大きさ、立身出世への希望が純粋でどこか牧歌的で魅力的だ。
欧米に負けまいと新たな国作りをする、その初期の試行錯誤やドタバタ感がほのぼのとしてて好き。
2007年12月4日火曜日
毎日がテレビの日
業界人気取りで調子に乗ってる(やっかみ?)
その辺の女子大生がそのまま大きくなった感じ。
俺は恋愛が話題の中心な女が好きになれない。
脚本家だが芸術家という雰囲気が全くなく、文章力のあるゲス野郎って印象。
ミクシとかで絵文字使いまくるタイプ。
フジテレビのドラマってこんなやつがみんな書いてるんだろうな。
やだやだ。
↑しばらく経ってから読み返したら、なんだこの偏見にみちた文は、とちょっと反省。
脚本家という職業に憧れている以上、嫉妬ってやつの何ものでもない。
いろいろとけなしてるけど、向田邦子賞取ったりしている(ということは当然久世さんが認めたってこと)のでウィキとかで調べてみた。
なんでもタモリが一番気に入っている世にも奇妙な物語の作品はこの人の脚本らしい。