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2007年5月22日火曜日

東京タワーオカンとボクと、時々、オトン

再読。
感動した。
映画より、断然本のほうがいい。
まず文章がうまい。
洗練されているももの、それは都会的な気取った洗練というよりも、母性愛などのジメジメしたものを扱ってもさらりと描くことのできる本当の洗練だ。
生活に根ざした洗練。
そこには人間の素の姿がある。
人間の悲哀がある。
リリィさんの自由に堕落しきった青春時代の雰囲気は自分にも感じられる。
卒業しても五年もプラプラしてたって。
才能のある人を真似してもこっちが馬鹿みるだけだけど、なんか憧れちゃう。

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