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2007年5月8日火曜日

卑怯

卑怯を憎む。
卑怯であってはならないと思う。
例えば、他人を利用してはいけない。
自分がされたらたまらなく不快だ。
とりあえずはそんな理由だ。
卑怯ってのは利己主義とも微妙に違う気がする。
主義すらない、節操がない、ぼんやりしている、そういった得体の知れない類だ。
だからつかみどころがない。
卑怯なやつは恥が溢れている。
恥のオーラみたいなもんだ。負のオーラ。
そういったものに触れるとたまらなく嫌な気持ちになり、俺は反射的にバリアを張って隔離する。
そこで思うこと。
自分も同じ穴のムジナではないかということ。
結局誰しもエゴで生きているわけであるから、そういったヤツも認められなければ同じではないかと。
そして自分自身、正義感が強いほうではないので他人を裏切らない覚悟がない。
そう思うとたまらなく嫌になる。
器が小さいといわれればそれまでだ。
俺は小さい。
戦国時代や幕末に生きていれば他人を裏切りまくっている可能性がある。
良かったあんな時期に生まれなくて。
あと最近で言えば戦争中か。
この天下泰平の平和な世の中は小さい人物のほうが生きやすいのかもしれない。
けどどこかさびしい。

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