最近落語に凝ってる。
ツタヤで借りたCDをipod shuffleに落として聴く。
「芝浜」
談志師匠。
これはもう声と間が絶妙。
特に妻の声。
具体的な場面で言うと、仕事場の準備が出来ているというところの間髪いれずにいうところ。
そして最後に妻が全てを打ち明けるシーンでは泣きそうになってしまった。
フィクションである演技でこれだけ泣きそうになるなんて新鮮だ。
今日、一人エチュードをやって自分の演技力のなさを痛感して凹んだが、常に一人芝居である落語ってのは改めてすごいと思った。
ちなみに一人エチュードではいかに他の人がつまらなくても素直にバカに出来ない。
なぜなら自分がその場に立ったことを想像してしまうからだ。
あの誰も頼れない不安定さ、失敗したときのみじめさ、しらけた時の恐怖。
これはやった人にしかわからない。
しかし、作りこむことの大切さを知るのもこのときである。
笑いってのは恐怖だ。
そのことを体験してる人を俺は信頼する。
「目黒のさんま」
円楽師匠。
若き日の円楽師匠。
当たり前だが声が若い。
しゃべり方が優しい。
殿様の声はあんま好きじゃなかったな、単調で。
まあそこは世間知らずの愚かな殿様を目指したのかもしれないが。
「厩火事」
志ん朝師匠。
妻が面白かった。
早とちりでおバカで。
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