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2007年6月6日水曜日

ファイナルファンタジックスーパーノーフラット

劇団、本谷有紀子。
@吉祥寺シアター。

知り合いが出ているので感想は気を使うな。
えー、よくできた芝居だと思いました。
女の子の恋したい、愛されたい的自意識のデフレをファンタジックに切なく描いた作品でした。
そんな印象。
観劇後に飲み屋に言って友人からいろいろ芝居の筋を聞いて、ああ、そうだったんだとの発見が多々あり、なんとかストーリーを理解することができました。
自分の興味がないものは情報をシャットアウトしてしまうという「バカの壁」が見事に機能した例でした。
前頭葉に問題があるのでしょうか。
忍耐力が弱い。
反省しよう。
物事はまず「理解」することが大事である。
そして我慢を覚えよう。

以下、自分の芝居嫌いについて。
私はつくづく芝居が嫌いなんだと思いました。
開始五分も立たないうちに飽きてしまい、早く終われと思い続け、うとうとしたり、暗転中は当然のごとく友人にちょっかいだしました。
しっかり演劇やってるなと思った瞬間に私は飽きます。
定番が大っ嫌いなのです。
壊したい、壊れてしまえ、という破壊願望が生まれるのです。
「コインロッカーズベイビー」にもありましたが全てのものは余計なのです。
知能や文化などなくてもいい。
壊すべきものなのです。
なので気恥ずかしいことをしたり顔でされるととてもいたたまれなくなります。
ロクなことやってないよ、あんたら。
その点、落語ってのいい。
前に何かの本で読んだのですが、落語のオチってのは駄洒落だったりしてとにかくくだらない。
そしてオチってのは現実世界に落とす(戻す)ってことでもあるらしい。
つまり、それまで話芸で観客をその世界に巻き込んでおいて最後につきはなす。
最後に客は、ああ、気持ちよく騙された、と思うわけであります。
そのたかが空想、たかが落語ってとこがよい。
最近とみにくだらなさに魅かれる。
真面目なことを真面目にやってる人をみると馬鹿にしちゃう。
自分で何かやらなきゃ。
人の悪口ばっかじゃクズ評論家だ。

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