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2010年10月4日月曜日

所有とアートについて

今日は六月あたりから参加している早稲田でのゼミ。
七月以来、久しぶりに集まった。
このゼミの参加者は博士、社長、アート団体関係者、定年退職された方まで幅広い。
私はアートに関する議論をしたいがために参加してますが、皆さんアカデミックだったり、経験豊富だったりするので、気後れしてしまう。
今だに所有とアートの関係について考えを深められないでいる。
どうも抽象的すぎて、イメージと実感がわかないのだ。
具体的なところから考えてみようと思う。
そもそも所有とはなんだろな。
恋人は所有できるのか、子供は所有できるのか。
これでは全く埒があかない。
では、これはどうか。
僕は基本的に本は買うようにしている。
買って読む場合に抱く感覚は明らかに図書館で本を借りる時と違う感覚である。
この違和感を言葉によって解明していきたい。
思いつくのをあげてみる。
買った場合は捨ててもいい。
買った場合は手に入るという満足感がある。
買った場合は線を自由にひける。
借りたら返さなくてはという心理的負担感がある。
借りた本には他人の余韻がある。
借りた本とはさよならしなくちゃいけない。
よくわからなくなってきたので考えるのをやめる。

今週末にはゼミ合宿がある。
大学時代にはゼミ合宿なんてなかった。
ちょっとあこがれていた。
私は合宿班でもあり、今日はミーティングがあった。
今週は課題図書になっている立岩真也「人間の条件」を読む。

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