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2010年10月14日木曜日

「行政」を変える!

村尾信尚


都庁目指して一緒に机を並べた仲の吉田兄さんの運命の本。
村尾さんはあの日テレの夜のニュースキャスターである。
この村尾本は兄さんの1A合格の秘密兵器である。
というのは読む前までの印象。

読んでからの感想は、やはり兄さん実力そもそもあったんですね、である。
都庁の1A試験は大学院レベルで、
法律系なんか何枚も問題があって、理解すらできなかった。
財政学と行政学は問題文も短めで比較的手を出しやすかった。
記憶があいまいなので、ざっくりというと、
財政学は「市場の失敗と子育て支援」、
行政学は「行政評価」であった。
わたしは財政学で難しいことはわからなかったので、市場の失敗とは何かについて基本的な書いたりして、お茶を濁した。
順位は確か180番くらいで、一次試験で敗退した。


対する兄さんは、何たる偶然かこの「行政を変える!」を事前に読んでおり、当日も持って来ていた。
部屋の片隅に放置されていたとかでカビ生えてたとかおっしゃってました。
そのおかげで意外と書けた、と試験後振り返っておりました。
その勢いのまま、兄さんは次々と試験突破し1A合格を勝ち取りました。
ちなみに合格の瞬間に私は立ち会いました。
この時も兄さんはクールでした。


その体験から、この村尾本は行政評価の本かと思い込んでましたが、最初の方にちらっと出てくるのみであった。
兄さん、やっぱりすごいっすね。
私、いまだに日経新聞の面白さがわかりません。

(追記)
いいことが書いてあったので引用させていただく。
P167
私たちの心のなかには、三つの敵がいる。一つは、「私一人が行動しても、どうせ世の中変わらない」という、あきらめ感。二つは、抵抗勢力からの反発、反撃を恐れる気持ち。三つは、何もしなければ安逸な生活をおくれる、という誘惑。これらに打ち勝って、私たちは行動しなければならない。

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